主催者メッセージ

私の人生

日本が戦争に降伏した1945年8月ですが、その3か月前に私の父に召集令状が来て、中国の哈爾濱(ハルピン)の北部のロシアとの国境で戦線に配置されました。間もなく大量のロシア戦車に多数の日本兵が殺され、私の父も帰らぬ人になりました。

父が本当に死んだのか、正確な情報を誰も知りません。母は毎日舞鶴港に帰還する日本兵の名前を放送するラジオに耳を付けて聞いていました。終戦後10年間も経過してから、厚生省から母に戦死通知が届きました。

戦後の大混乱の時代、母は二人の子供に食べさせる物も無く、母の実家(農家)に私達を預け、母は町へ仕事を探しに行きました。

当時は女性の仕事は有りません。身長150㎝の母は大きな竹籠に重いリンゴを背負い、朝5時から夕方まで、汽車で片道3時間かけて行商をして、その日暮らしの生計を営みました。

私は、新聞配達や牛乳配達を高校まで続けて、母を助けました。大学の生活費も、アルバイトして自力で切抜け、自炊の料理はモヤシ炒めとチャーハンでした。

私の新婚生活は高円寺の近く、4畳半の木造モルタルアパートで始まりました。私の給料は24,000円、家賃は月額6千円でした。風呂は銭湯へ洗面器に石鹸の音をカタカタ鳴らして、二人で出かけました。トイレは共同使用、台所はコンロ一個で満員、流しは50センチ四方の広さ。

新聞社に入社したが、将来に疑問を持ち、内緒で税理士試験と公認会計士試験に合格して、専門職の道へ転職しました。上場会社や外資系企業の会計監査の仕事は、多様な職種の経験と沢山の初対面の人の話を聞く会計監査の仕事は、貴重な体験でした。

国際租税に興味があったので、英国ロンドンのトウシュロス会計事務所に日本人一人で駐在する決断をして、家族を連れて海外生活する事になりました。おかげでヨーロッパ各国に出張して仕事が出来た事は、世界の異文化に触れる事が出来たし、異なる人種と交流出来た事が、その後の私の基本的人間形成の基礎になりました。

監査法人を退職して独立開業した時は、お客は1社も無く、収入はゼロ。それにもかかわらず、事務所を賃借して、職員を一人採用したので2年間は毎月大赤字でした。貯金も無くなり、銀行借入金も3千万円に増加したので、本気で仕事をする気になりました。今にして思うと、無謀な独立でした。

主催者プロフィール

佐々木 秀一

国家資格
  • 公認会計士(日本)
  • 税理士(日本)
  • 英国政府承認会計士
学歴
  • 慶応義塾大学経済学部卒業
  • ロンドン大学(LSE)大学院 修士課程卒業
職歴
  • 日本経済新聞社、
  • 英国ロンドン、トゥシュロス会計事務所
  • 元、監査法人トーマツ パートナー
  • 現在、税理士法人東京総合会計 代表パートナー
日本公認会計士協会活動
  • 元、日本公認会計士協会国際委員会委員長
  • 元、日本公認会計士協会東京会常任幹事
多岐に亘る職務経験
トーマツ監査法人時代は、証券取引所上場会社及び非上場会社の会計監査や
新規株式公開コンサルテング、外資系企業の会計監査を経験。
ロンドン勤務時代は、ヨーロッパの国際租税コンサルテング、企業買収を経験。
独立開業してからは、不動産流動化スキームや航空機リースSPC等の会計・税務。
中小企業の経営相談、中小企業の事業承継、相続税の相談が増加。
最近の活動
日経新聞の相続セミナー講演の模様
日経MOOK「今からできる不動産対策」 P22掲載

相続広場編集チーム

税理士 清水 勧
税理士法人東京総合会計パートナー
税理士 木下 朋子
税理士法人東京総合会計パートナー
CFP 馬養 雅子
マネーライター 生島 典子